
津波のニュースやハザードマップでよく目にする「津波高」と「津波遡上高」。似たような言葉ですが、実は「どこからどこまでの高さか」が大きく異なります。
理解を深めるために、それぞれの定義と東日本大震災での実例を整理しました。
理解を深めるために、それぞれの定義と東日本大震災での実例を整理しました。
津波高と津波遡上高の違い
もっとも大きな違いは、「海での高さ」か「陸に駆け上がった高さ」かという点です。
津波高 (Tsunami Height)
・定義: 海岸線において、通常の潮位(平穏な海面)から津波の波頂(もっとも高いところ)までの高さを指します。
・ポイント: 主に「海の上」での水の高さを測定したものです。
津波遡上高 (Tsunami Run-up Height)
・定義: 陸に押し寄せた津波が、斜面などを駆け上がり、到達したもっとも高い地点の標高を指します。
・ポイント: 津波は陸地にぶつかると勢いが増し、地形によっては「津波高」の数倍の高さまで駆け上がることがあります。
浸水深 (Inundation Depth)
これらと混同されやすいのが「浸水深」です。これは「地面から水面までの高さ」、つまり家の中にどれくらい水が入ったかを示す数値です。
津波高 (Tsunami Height)
・定義: 海岸線において、通常の潮位(平穏な海面)から津波の波頂(もっとも高いところ)までの高さを指します。
・ポイント: 主に「海の上」での水の高さを測定したものです。
津波遡上高 (Tsunami Run-up Height)
・定義: 陸に押し寄せた津波が、斜面などを駆け上がり、到達したもっとも高い地点の標高を指します。
・ポイント: 津波は陸地にぶつかると勢いが増し、地形によっては「津波高」の数倍の高さまで駆け上がることがあります。
浸水深 (Inundation Depth)
これらと混同されやすいのが「浸水深」です。これは「地面から水面までの高さ」、つまり家の中にどれくらい水が入ったかを示す数値です。
東日本大震災での実例:遡上高40.5mの衝撃
2011年の東日本大震災では、この「遡上高」が想像を絶する数値に達しました。
国内観測史上最大:40.5m 岩手県宮古市姉吉地区において、遡上高40.5mが記録されました。
これは10階建て以上のビルを優に超える高さです。海岸付近での津波の高さ(津波高)よりも、V字型の湾などの特殊な地形によって水が一点に集中し、一気に斜面を駆け上がったことでこれほどの数値になったと考えられています。
国内観測史上最大:40.5m 岩手県宮古市姉吉地区において、遡上高40.5mが記録されました。
これは10階建て以上のビルを優に超える高さです。海岸付近での津波の高さ(津波高)よりも、V字型の湾などの特殊な地形によって水が一点に集中し、一気に斜面を駆け上がったことでこれほどの数値になったと考えられています。
なぜ「遡上高」を知ることが重要なのか?
「津波高10m」という予報を聞いたとき、「自分は標高15mにいるから大丈夫」と判断するのは危険です。
地形の影響: 谷間や奥まった湾では、津波が集中して遡上高が跳ね上がります。
逃げる目安: 過去の「遡上高」の記録を知ることは、どこまで逃げれば本当に安全なのかを判断する重要な指標になります。
地形の影響: 谷間や奥まった湾では、津波が集中して遡上高が跳ね上がります。
逃げる目安: 過去の「遡上高」の記録を知ることは、どこまで逃げれば本当に安全なのかを判断する重要な指標になります。
「引き波」がさらに被害を拡大させる
遡上高まで駆け上がった膨大な水は、重力に従って一気に海へ戻ります。これが「引き波」です。
・破壊力: 戻る際、家屋や車を「バキューム(吸い込み)」のように海へ引きずり込みます。
・繰り返し: 押し波と引き波は何度も繰り返されるため、一度水が引いても、そこは依然として「津波の通り道」であり、極めて危険な場所です。
・破壊力: 戻る際、家屋や車を「バキューム(吸い込み)」のように海へ引きずり込みます。
・繰り返し: 押し波と引き波は何度も繰り返されるため、一度水が引いても、そこは依然として「津波の通り道」であり、極めて危険な場所です。
「津波は陸に来てからさらに高くなることがある」ということを、ぜひ覚えておいてください。
強力な浮力で津波や水害から命を守るライフジャケットを見てみる→こちら
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